真夜中への挨拶

レジナルド・ヒルのダルジール警視ものの最新刊。最新刊と言っても、私が発売されていることに気がついたのが最近だというだけで、2004年発表、翻訳も2006年に出ている。

真夜中への挨拶 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

真夜中への挨拶 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

幻想小説のようなシリーズ。
登場人物のキャラが立っていてその日常が丁寧に描かれている中で事件は解決していく。それは常にはっきりくっきりきっぱりと決着が一点の曇りもなくなされるものではなく、どこかあいまいな理不尽な不可思議なものを含んでいる。だからこそ、リアルなんだと思う。
でもそれは、私がいつもボーっとしながら読んでいるからだけなのかもしれない。(はっ!)。シリーズ全部読んでいるはずなのに、ほとんど犯人覚えていないし・・・。