桂吉朝

そうか、逝っちゃったか。桂吉朝
http://www.asahi.com/obituaries/update/1109/003.html
どこかで覚悟はしていたものの、なにしろ人間国宝米朝師匠がつい先日もすっとぼけた自身80歳の誕生日コメントなんぞを出していたものだから、すっかり次代を担う弟子の体調のことを忘れていた。


2回見ている。

2003年7月に「蛇含草」「はてなの茶碗
2005年7月に「高津の富」「七段目」 これは復帰直後高座だったはずだ。id:nagoyan2005:20050910:p2
地方のお寺の幼稚園の講堂。ほとけ様を背中にしょったちっぽけな舞台で、開け放した窓から祭りのパレードの音が聞こえ古いおおきな冷房機のファンの音が響く中、動かない天井のプロペラ扇風機の下でパイプ椅子に座って あたしは幸せに笑っていた。子どもの遊ぶ声がしていた夏だった。黒い紗の羽織姿は、ずっと忘れないだろうな。

しか〜し、笑うことなく、噺家さんをどう悼むというんだい。追悼文は久世光彦か森繁久爾にまかせておけ(いや、彼らが吉朝師匠について書くかどうかじゃなく)。

そんな折に見つけたニュース。
中田英 HGと間違えられる」
笑わすんじゃなく、笑えてしまうこのねじれ。
すでにヒデも職人だ。ヒデ、吉朝師匠の席が空いたんだけど、どうだい?

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20051110&a=20051110-00000011-spn-spo