あいち山車・からくり総揃え

 全国に500台くらいある山車(からくり)のうち300台くらいが愛知県にあるそうだ、とテレビで言っていた。フツウに祭りで出てくるものだと思っていたが、全国的には珍しいモノなのか? 

 で、今回そのうち100台が万博会場に集まっていた。一気に100台もの山車!! 単純に、うれしい。3箇所に分散しているので、最初にたどり着いた 愛・地球広場の人工芝上に陣取る。13:45頃。(人ごみはこんな感じ↓)

 大型スクリーンでは、大東めぐみが炎天下夜会巻でレポートしていた。山車を語る地域の人たちの誇らしげなこと。が、なぜ崩れない、夜会巻

 暑い。乾く。ひからびる。日傘を開き、帽子をかぶり、サングラスで、ポカリスエットを1.5リットル(ちなみに、普段はほとんど水分を取らない)。でも、暑い。でも、見たい。

 大型スクリーンで全100台の紹介が終わるまで、がんばる。山車を連れてきた地域のにーちゃんたちは、もちろん昼間っから酔いどれております。威勢がいいっす。あっちこっちで、勝手にお囃子やってます。山車の上から落っこちてます。手ぬぐいかぶって、寝っ転がっとります。

 祭りに行くたびに、思う。経験順に階級があって、子どもは子どもの、若者は若者の、年配者は年配者の、長老には長老の役割がはっきりしていて、順番に順番にまわっている。若いのは適度に羽目をはずして、はずしすぎたら怒られて、怒られるのを子どもは見て学んで、けんかもするけどしすぎない具合が身についていくんじゃないだろうか。
 今年の秋には、足助の祭りに行こうと、心に決めた。

 そういえば、会場内で道を尋ねたときに法被姿のおじちゃんがうれしそうに答えてくれた。
 「うちの祭り4月の初めにあってさあ、そっから月末はこっち来てまた山車組み立てて、徹夜続きで、ひとつき商売にならんでいかんわ〜」