女の子のための現代アート入門
ピンクの表紙。
そりゃ、若い女子がちょっと個性的にお洒落をがんばって、わかんないけれども、洒落た感じの美術館に行って、わかんないんだけどなんかこういう雰囲気好き、私はやっぱりみんなと騒いでいるよりこっちの方が好き・・ なんて空気で、手に取りたくなるような本。
- 作者: 長谷川祐子
- 出版社/メーカー: 淡交社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
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まさに、そのターゲットにジャスト。
だから、ポイントを的確に突き止めた解説はしていない。意味を確定したりしない。
あなたが惹かれたものはこんなふうなものなのよ、とさらりと話しかけている。
"あ、そういうコトなんだ〜"
ちょっと言葉で説明してもらって、女の子たちは少し安心する。
で、
その先は自分で考えるのよ、自分で歩いていくのよ、と。
ふうん〜、で引き返すのもアリ。もっと自分で踏み込んで行くのもアリ。
元「女の子」は、その辺の気分をよくわかっている。
だから、気分が「女の子」のための、入門書なのである。