ロッキー5
やっぱり出来事のはしょり方がいい。税理士にだまされて破産して育った町に戻るまでの、あらすじをなぞりました感。そこを描きたいわけではない、というのがはっきりしている。ロッキーが描くのは、「こんなに苦労したんだ こんなにひどい目にあったんだ」ではなく、「まっすぐに闘う姿」なんである。
ロッキーは大河ドラマではない。
徹底していていいじゃない。
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で、ここで明かされる。夢見る若者が「わかりやすい成功」に惑わされるときに、ロッキーが、自分はミッキーがいたからその道に誘惑されずにここまで来れた、と言う。今まで、その葛藤は意図的に描かれなかったんだ。
ロッキーが愛される理由がよくわかる。
ありえない〜というのは そこはもうほら、映画だからさ。