ルクレジオなどノーベル賞

あっという間に秋。半年間の本の記録はいつかできるんだろうか?


今年は、ノーベル賞にちょっとはわかる題材が揃って、うれしい。

生物学のクラゲさんは、テレビの特集なんかでよく見ていた。

超超初心者だけど、宇宙物理・理論物理が大好きなので、南部先生の話とか、小林・益川理論クォークとかは、なじみ深い話題。(他人に語れるほど深く簡潔に理解していないけれども、語りたいくらいにスキな分野)。おまけに、益川先生は、名古屋を離れて長いはずなのに、名古屋弁が抜けないおっちゃん。

そして、文学賞は、ルクレジオ!。文学よりも物理にロマンを感じる自分(でも古典力学が苦手だからなぁ〜)を振り返りちょっと虚しくなっていたところに、ルクレジオ。ここにもロマンがあるじゃないか。

でも、この3部門とも、ずっとずっと長年候補にあがっていたわけで、私ですら聞いた瞬間に「へ? いまさら? 委員会は彼らにはもうあげないことにしていると思っていた」とつぶやいたほど。

ノーベル賞の委員会は、ここ数日の経済状況を目の当たりにして、目先の経済的利益やまやかしの華やかさや先走ることよりも、もっと基礎的な学問の原点のような部分に光をあてて行くことで、世界に何か訴えようとしているのかしらん。

そんな近々に決めるもんじゃないんだろうけど、そんな風に感じた。

フォリオ版でルクレジオは何冊かためこんでいる。読もうかなぁ〜。『調書』Procès-verbalなんだけど、とりあえず、モンドから復帰かな

Mondo Et Autres Histoires (Collection Folio)

Mondo Et Autres Histoires (Collection Folio)

あとは、NHKが特集で物理特集を組んでくれることに期待。