ヒトラー 最後の12日間

思わず引き込まれて止まらなくなる力強い作品。最後の12日間の、閉塞感、ゆがんだまま膠着してしまった軍部社会構造。あれほど病的で異様な人物が、なぜあれほど崇拝され力を持ったのか。勢力を伸ばしていく部分が描かれていないだけに、その不気味さが伝わる。
地図を広げて、もはや勢力などないに等しい軍隊を自信を持って高揚し指揮する哀れな姿。
やっぱり、戦争は何十年たっても忘れちゃいけない。その醜さや悲惨さやおろかさやみっともなさを忘れちゃいけない。
と、思うんだなぁ。芸術ってそういう力があるし。

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD]

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ついでに、信長だって、光秀に殺されなければこうなったかもしんないんだよな〜 などと考えたりもした。