信長は本当に天才だったのか

こう叫びたくなる気持ちはよくわかる。誰も彼も、信長は天才だった、信長が今いれば、尊敬する人は信長、信長は理想像、理想の上司は信長、あれやこれや。

本当にそうか???

本当に、自分の周囲に信長がいたらうれしいか?
信長になりたいかもしれないが、自分が信長の部下だったら、やってられないんじゃないか?? 

あんたたち。信長になって好き勝手にやりたいだけなんじゃないのか???

信長は本当に天才だったのか

信長は本当に天才だったのか

文献を丁寧に研究して、ひとつひとつの戦術や政治を検証して、「信長は天才だ」という人々の思い込みや幻想に一石を投じるということは、重要なことだと思う。こういう視点や作業こそ、経済活動(信長を旗印に気分を煽ったほうが活性化にはいいでしょ)や人々の人気(数字がとれるでしょ)におもねることなくもっと象牙の塔で地道になされるべき仕事なんじゃないか?(もうしてたら、ごめんなさい)
しかし、一方で 人々の心に響くのは、力強い小説で、信長像に新しい角度を持たせることなのかもしれない。なんてことも思う。

極端な功罪を併せ持つ人についての考察は必要だと思う。