謎の空海

もう、空海の前では ちっぽけな自分を笑い飛ばすしかない気分になる。日本史上に宇宙人がいるとしたら空海に違いない。実際、展覧会で空海最澄の書を見たときに、空海の書の前で高らかに声をあげて笑っちゃったくらい突き抜けている。別に真言宗の信徒じゃないけどね。マントラ覚えてないし。

謎の空海―誰もがわかる空海入門

謎の空海―誰もがわかる空海入門

三田誠広はそれほど好きではないのだが、さすが小説家。わかりやすい。
空海に至るまでの古事記日本書紀あたりの説明からして簡潔明瞭。ムダにあれこれ本をよみあさっているが、いまひとつどうして常陸の国が重要であそこに鹿島神宮があるのか、理解していなかったあたりが腑に落ちた。すっきり。
三田誠広空海についての小説も書いているらしいが、そちらを読む予定は今のところは、ない。