GOAL

潔いサッカー映画。FIFA公認としては、とても正しいと思う。

GOAL!

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なにしろ、余分な色気を出していない。「タダのサッカー映画じゃないぞ」といううっとうしい主張がない。
枝葉のエピソードも描きこみ過ぎず、それでも、イングランドのサッカーの雰囲気が伝わってくる。
そんなのアリかよ、という展開も、そんなのアリかよ、という現実のサッカーの試合を何度も何度も見てきたフアンにとっては、十分リアリテイがある。その、最後の最後で予想もできないような挽回ができるという点において、サッカーは日々を生きるささやかな人々の希望なのである。
ただサッカーだけあればそれでいい、という意味において、とても正しいタダのサッカー映画。サッカーフアン以外には、”それだけかよっ”と言われそうだけど。