餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか

急逝した父親の後をついで社長になった素人お嬢さんが、コンサルを依頼した会計の先生は冴えない怪しげな人だけれども、やたらワインに詳しいグルメ。コンサルの条件のひとつは、「お嬢さんとおいしい食事をしながら」。さらに成功報酬の金額はお任せ
はっきり言って、ものすごくベタな設定。はっきり言って、ものすごく嫌いな設定。
誰の妄想やねんっ。
あんた、客が、父親がベンツに乗ってリゾート会員権を持って自宅に何気にシャトーディケムなんて置いてあって父親の会社でアパレルデザイナーをしていたというお嬢さんじゃなくても、同じようにしてくれるんかいっ。(読ませる仕掛けだとわかってはいても・・・・)

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

だけど、悔しいことにわかりやすいんだなぁ。
BS PL キャッシュフロー 損益分岐点 粉飾決算の見破り方 原価計算など、さらりと読むだけで一通りなんとなくわかる。

最後はお約束のように、会社は持ち直してめでたしめでたし。
お嬢さんは、「自分に出せる最高額」の小切手を渡したわけだが、この最高額の算出の仕方こそ、私は一番知りたかったぞ。