ツキを呼ぶ聞く技術

自分が話したいことと他人が聞きたいことは違う。
と、この本に書いてあって、そうだそうだ、と拍手をした。
私も、相手は聞きたくないだろうけど今しゃべりたいもんっ、とつっきることが多々あるので、その拍手は結構身勝手なものではある。

ツキを呼ぶ聞く技術―“聞具(ぶんぐ)”でチャンスをつかめ!

ツキを呼ぶ聞く技術―“聞具(ぶんぐ)”でチャンスをつかめ!

ジコチューな人が、聞き手が合いの手を入れる間もなくしゃべり続ける様を、「わんこ蕎麦状態」と表現してあって、また、そうだそうだ、と拍手をした。
しかし、わんこ蕎麦状態でしゃべり続けることができる人を、スゴイナ〜、とも思う。
私は時折、しゃべり初めてなんかうまく他人に話を振れなくてひとりでしゃべる状態になってしまい、でも着地点もなくオチもなく有意義な新しい視点や意見にたどり着くこともなく、「で、何なの?」というまま、すうぅぅぅぅっと、すみません、と退場するしかなくなって反省することがある。
オチのない受けない話をしゃべり切るには、「力」が必要なのである。だから、スゴイナ〜なのである。が、その「力」はジコチュー力なのだろうか??
なんだか、「聞く」技術ではなく、「聞かされる」技術「しゃべり倒す」技術に思いを馳せてしまうあたりが、私のか弱いポジションを示しているのかもしれない。