モリゾーゴンドラ

 モリゾーゴンドラに乗って、瀬戸会場に行ってみよう!。 がこの日のメインイベント。
 モリゾーゴンドラ 所要時間8分 0円なり、に並ぶ。じわじわと暑い。
 係員さんが「ゴンドラ内は空調が効いていません。体調の悪い方はあらかじめご了承ください」と幾度となく叫んでいる。

 モリゾーゴンドラの売りは、住宅地の上を通過する際に、一瞬にしてガラスがすりガラスになり視界を遮断するというものである。

 気をつけていてもよくわからないうちに窓ガラスがくもって、何も見えなくなる。それも真っ黒になったり、模様ガラスになったりじゃなくて、ぼんやりと白くなるので、はっきり言って、不安。

 まるで拉致された気分。次に視界が開けたら、10人のデューク東郷・ゴルゴ13に囲まれていたらどうしよう、火星人がいたらどうしよう、アマゾンの奥地にワープしてたらどうしよう。

 自分のバカバカしい想像力を恨みます。同行者2号3号相手にそんなことを語りつづけては3号に「たぁーけっ!」と怒られていたので、8人乗りのゴンドラに同乗していたほかのグループの人たちにはさぞ迷惑だったことでしょう。

 が、この時本当に弱っていたのは、静かにしていた同行者2号でした。