ウォーターボーイズ

あー、男の子ってバカだ。くだらない程のバカさ加減がリアル。
あぁ情けない。

でもって
ちらりと出てくる女子高の女の子たちもリアルに見える。

バカなこといっぱいやってくだらない時間をいっぱい過ごして、ちっちゃなことで泣いて笑って、そういう中で、おおらかさが身について大人になっていくんだろう。

ウォーターボーイズ (通常版) [DVD]

ウォーターボーイズ (通常版) [DVD]

 イラッとしたときのとっさの対応術

道徳的でありすぎると、他人のいい加減な振る舞いにイラつくから自分もテキトーにいい加減に生きたほうがラクだ、という。

そりゃまあ一理あるんだろうが

万引き経験がある親だったら子どもが万引きしたときにおおらかに対応できるからそのほうがいい、という例はさすがにいかがなものかと。
飲み屋会話ならまだしも、ホントに律儀な人は本気にやっちゃったらどうする?

歩きタバコにイライラするなら自分もタバコ吸えばいいじゃん、と言ってるようなもので。

イラッとしたときのとっさの対応術

イラッとしたときのとっさの対応術

 銀座久兵衛 こだわりの流儀

銀座のすし屋なんていうとエラソーなんだろうな〜

と読み始めて、ごめんないと心の中で謝る。(いつもコレだ)

銀座久兵衛 こだわりの流儀

銀座久兵衛 こだわりの流儀

気持ちよく、背筋が伸びた本。

 たかが服 されど服

ニーチェベンヤミンやあれこれを引用しながら、空気を伝えていく。
文章で再現していく。

たかが服、されど服 ――ヨウジヤマモト論

たかが服、されど服 ――ヨウジヤマモト論

文章自体は2003年くらいに発表されたものらしい。
どうして、2010年に出版なんだろう。

 ユニクロ症候群

ユニクロ袋を持って歩いていると、小売関係者に
「あんたたちがユニクロばっかり買うからアパレルはひどい目にあって世の中は悪くなるんだ」と言われ、「そんな程度の低いものばっかり買うと人間ダメになる」と言わたりするが、

別に、服の機能は、なにも高尚な生活をするためだけのものではないわけで。

ユニクロってのは、まさに、柳井社長が言っているように
アパレル業界人には洋服=ファッションだと思っているが多くの一般消費者にとっては機能性快適性を優先させる生活パーツだという一面を明らかにしたわけで。

で、例えば寒い中でサッカー観戦に行ったりするときには、やっぱりヒートテックは便利なんで、それくらい使わせてくれよ〜と思ったりするんである。

それに昔っから、近所の商店街で「ファッション」とは遠い衣料品を買ったりしてたじゃん。

ユニクロ症候群

ユニクロ症候群

精神性とリンクしたファッションは別に存在していていいんだから、まったく別のカテゴリーだということを十分理解して、その道を探せばいいと思うんだな〜

電化製品の説明書の文章と、詩は違う、というのと同じでさ。

とはいうものの、私も企業としてのユニクロを評価しているわけではないんだけどね。退化というのは言いすぎかと。

 フェリカの真実

ソニーの立ち位置は、難しい。
ますます難しくなっている。

というよな兆しが細部細部にあることが、垣間見える本。

フェリカの真実 ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由

フェリカの真実 ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由