別冊歴史読本 ばさらの帝王 後醍醐天皇

奈良の山の中を最近見直していて、そういえば、南北朝の話をよく知らないことに思い至る。
南北朝どころか、日本の歴史を知らないんだけどさ。

奈良の景色を見ていると、古くから人が住んでいるくらいなのだから土地が豊かなんだろうということと同時に、何か特別なルールみたいなものがあるような空気を感じて、まったく勝手な仮説で、壬申の乱南朝の特赦で近代まで 他の地区とは違う扱いだったんじゃないかなぁ とつらつらと考えてみた。
ほら、八瀬童子の話とかもあるからさ。

で、まず南北朝
だけど、驚くほど書籍が少ない。
この本、1990年の発行なんだけど、文章を書いている人たちは戦前の教育を受けた人もちらほらいて、足利尊氏は逆臣と教えられた、とか、もうすっかり忘れたことを振り返らせてくれた。

今、楠木正成の位置ってどうなってんだ?

歴史はイデオロギーとは無縁でいられない、ことも、思い出させてもらった。