超初心者のための落語入門

入門本ってのは、基本的な構成はぼぽ決まっている。
寄席の紹介、プログラムの説明、落語家のシステム、所作の例、若手座談会、名人紹介、現役紹介、そして、代表作のあらすじ。

不満があるわけでは、決してないし、本当に初心者のときって、こういうモノはとっても役に立つ。

ただ、何か、違うアプローチがあるといいかも〜 などと、今回この本を読んだからじゃなくって、あれこれ手に取ってきて思った。

超初心者のための落語入門 (カルチャー図解)

超初心者のための落語入門 (カルチャー図解)

昔、狂言を見たときに、所作の説明や歴史やアレコレではなく、「狂言って 落語と一緒なんですよ〜 舞台装置がないところで語って動いてそれを見て聞いて情景を思い描いてもらって楽しんでもらう」というようなことを舞台の前に言われたときに、とっても腑に落ちた。当たり前のことというか、簡単なことが、ふっと手がかりになる瞬間がある。そういう、とっかかりがあってもいいかな〜