下天は夢か
初心者が信長モノを読むならどれか、とひとに尋ねたら、「司馬遼太郎か 下天は夢か」と返ってきて、司馬遼太郎はあまり好きではないので、下天は夢かを選んで一気読み。
- 作者: 津本陽
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/06/04
- メディア: 文庫
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想像していたよりも、信長ヒーロー物語ではなかく地道な語りだった。戦にかりだされた農民の様子や、川並衆の地道な働きなど、また、文献からの引用などで当時の様子を再現しようとしている。
こうなると、私は信長よりも、クワとかスキとか持ってびくびくしながら戦わざるを得なくて、突っ込んでいくときには最前列ですぐに刺されて死んじゃうとか、撤退していくときに一番最後で敵を食い止めるために犠牲になっちゃう人とかに感情移入してしまうんだなぁ〜