朝日さわやか寄席@つるまいプラザ(昔の勤労会館)

ブラック団(笑点マニアならご存知) −(ひく) デートの昇太(楽太郎報告 しかし私は知っている当日 中村区で喬太郎と二人会 完売) +(たす) 仕事のない好楽(楽太郎申告) の メンバー。

名古屋での朝日さわやか寄席は、笑点メンバーがメインということもあって、高座でも笑点裏話で笑いをとってくれる安心できる落語会なのである(はあ?)。

  • 三遊亭かっ好「かぼちゃ屋・・・いまぐぐって初めて知った ナポレオンズの片方の息子だった。かぼちゃみたいなゴツ目の雰囲気が珍しい。
  • 三遊亭楽太郎「猫の皿」・・・マクラの笑点のネタなど身構えることなく笑える。「猫の皿」では、猫好きを装っていた男が狙っていた皿を手に入れ損ねた瞬間に一気に猫嫌いになるところが、リアル。性格が悪そうな部分が似合う。さすがブラック団。落語って、演じる人によって、その話のどこに焦点が来るかってのも楽しいんだよね。猫のなで方の描写が猫扱いに慣れてるっぽかったから、ホントに猫嫌いってわけじゃないんだろう(そういうレベルの話じゃないってば)
  • 林家たい平「紙屑屋」・・・花火のマネも、ニワトリのマネもネタの中で披露してくれた。マクラから続けて、どっかんどっかん 楽しい一席。途中、なんということか子どもが泣き出して(未就学児ダメのはずだったんだけどなぁ〜 ひざに乗るくらいのチビに色ものさんもいないホール落語は可哀相でしょ) あやしてたしなめてくれてありがたかった。基本的にお調子者の若旦那話は好き。出てきた瞬間に、「あ、オレンジじゃない」とつぶやいてしまった私は、立派な笑点愛好家?。
  • 三遊亭好楽「死神」・・・ここでもつぶやいてしまいました。「あ、ピンクじゃない」。楽太郎・たい平という、いわゆる売れっ子落語家とは トーンというか雰囲気というか速度が違う淡々とした語り口。正直に言って、私もよくわからない。ただ、弟子に好二郎(二つ目 いちおし)がいる、ということで、まだまだ私の知らない何かがあるんだろうなぁ、とは思うんだな。「死神」悪かったわけじゃないし。わっはっは、と笑った後で、おなじみの演目で落ち着いて聞けて締め、という構成ってことでOK?

”ちゃんと頭使って想像して絵を描いてくださいよ〜 聞き流していれば笑わせてくれるって思わないでくださいよ〜” と笑いの中で言われてしまうのも、よくわかる。人の話を聞く訓練がなおざりにされがちな現代人(自分だけじゃないと言い訳しているぞ)は、どう聞いていいかわからないことがある。瞬間芸ではないので、メモリを稼動させて記憶して自分の頭の中で組み立てなくちゃいけないんである。上記発言が出るってことは、客の中でそうできない率が増えているってことなんだろうね。笑えないのは聞く側の想像力の欠如なのか落語家の力量不足なのかを見極めるのも、また難しいんだけどさ。