日本人が大切にしてきた大人のしきたり
ちょっとごめんなさいよ、と手刀を切っていくのは、”あなたの領域にちょっとそこだけ私の縄張りにさせてくださいな”という儀式なのだそうだ。そうしないと、”あなたの領域”を通過するわけにはいかないからである。
- 作者: 柴田謙介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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手締め、というのは、”なあんにも武器なぞ持っておりません、極めて友好的な態度ですよ”という証明だそうだ。
人間って、戦いつづけてきたんだなぁ。
無駄な戦いを避けるために、しきたりは必要なんだろう。